おうちが出来るまでにやること ~第283話

おうちの相談窓口では、住まいに対してどのようなご要望をお持ちでいらっしゃるかを伺っております。
その中で、多くのお客様から『明るい家にしたい』というご要望をお聞きします。

『明るい家』のイメージは人それぞれですが、多くの方は“陽射しが差し込んで明るい”というイメージを思い描いていらっしゃるようです。
陽射しが差し込む・・光を室内に取り入れるということですが、普通に窓を付ければ解決しそうなこのご要望に、もう少し踏み込んでみると、どのようなことが見えてくるのでしょう。
 今回は、“住まいに光を取り入れる”ということについて、いろいろな側面から考えてみました。

●好むと好まざるとにかかわらず、光は必要!

明るい家が好きな人が多いとはいえ、皆がそうであるとは限りません。
現に、お客様の中には様々な理由から「窓はできるだけ少なく!」というご要望をお持ちの方もいらっしゃいました。
とはいえ、周りを見回してみて、多少の差こそあれ、窓のない家はありません。
それは、家を建てる時に守らなければならない「建築基準法」で居室に必要な採光の面積 (簡単に言うと部屋に必要な窓の面積) が規定されているからです。

住宅の場合、床面積の1/7の採光面積を確保しなくてなりません。
ちょっとイメージし難いかもしれませんが、例えば、6畳の部屋 (約10m²) の場合、約1.4m² (畳一枚弱) の窓面積が必要ということになります。
ですので、仮に「この部屋は暗く落ち着いた感じにしたい」と思っても規定の大きさの窓は必要になりますので、別の方法で暗い感じを演出しなくてはならない、ということになります。
この法規、窓をとにかく取れば良いというものではなく、軒先から隣地境界線までの距離が短い場合、採光面積に算入できないなど、密集した住宅地ではなかなか手強い設計者泣かせの法律と言えます。

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居室・・・居住、執務、作業、集会、娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する室をいう。
(建築基準法第2条4項より)
※廊下・トイレ・浴室・納戸などは居室ではない、ということになります
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